型染とは
えぼし SENSHOKU CREATOR は
型染めの技法をもちいて、デザイン~手染め~縫製まで
クリエイター一人ですべての工程を手作業で行っています。
型染(かたぞめ)
「型染」とは型紙などを用いて模様を染める日本の伝統的な染色技法の一つ。
世界中の染色技法の中でも特に精緻な模様を染める技法です。
型染めの歴史は古く、その原型とされるものは
奈良・正倉院の宝物にも見ることができます。
12世紀頃にはすでに現在の技法が確立していたようです。
えぼし SENSHOKU CREATOR では
従来の型染め技法を応用したオリジナル技法で染色しています。
1、デザイン
まずは図柄の下絵を描きます。
2、型彫り
デザインが決定したら、型を彫ります。
少しずつ丁寧にデザインカッターで彫り進めます。
3、調合
多くの染料を混ぜ合わせて、イメージする色になるよう調合します。
一つの図柄で使用する色は、基本的に3色以上。
デザインによっては15色も使うことも。
この時に隠し味ならぬ「隠し色」を混ぜます。
調合レシピにも書かず、そのときの気の向くままに隠し色を混ぜることで
出来上がった作品は、クリエイター自身も二度と同じ色が再現できない
世界に一つだけのスペシャルになるのです。
4、色差し
刷毛やヘラを使って手染めします。
手捺染(てなっせん)といい、手で生地に染料を刷り込んでいく染め方です。
真っ白な生地が少しずつ色が広がっていく光景は毎回心が躍ります。
細かく色分けしたり、グラデーションや図柄の配置を変えることで
あえて出来上がった作品の印象が少し変わるようにします。
せっかくの手作業ですから
プリント生地ではありえない、色やデザインの「揺らぎ」が楽しめる作品に仕上げます。
5、蒸し
生地が完全に乾いたら、蒸して染料を定着させます。
6、洗い
定着しなかった余分な染料を水で洗い流します。
時間をかけて丁寧に洗った後、脱水→乾燥→整理を経て
ようやく生地が完成です。
7、縫製
染め上がった生地を使って、バッグや日傘、ポーチなどに縫製します。