えぼしとは
奈良を染める。
えぼし SENSHOKU CREATOR は
染織クリエイター いなむらみなこ による
オリジナル手染めブランド。
古都・奈良に工房を構え、奈良ゆかりの柄や、
古代をモチーフにしたデザインを中心に制作しています。
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飛鳥・藤原・平城と、日本の中心が奈良にあった頃、
大陸の文化は人々のあこがれであった。
異国の文化を学び、真似て、のちに独自の文化が開き、現在まで続く。
受け継がれてきた日本文化の源流は奈良の地にあった―
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【奈良を染める】をテーマに、
奈良ゆかりのデザインと今の感覚を融合させたテキスタイルをご提案します。
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春日奥山の水の恵み。
古都奈良、えぼし工房のほど近くに
ひっそりと古い井戸が佇んでいます。
名前は「花乃井」。
江戸時代の頃、工房のある場所は
興福寺に献ずるお花を栽培する
お花畑が広がっていたという史実があります。
そしてこの井戸から汲み上げ、お花に水を遣っていたそうです。
“えぼし SENSHOKU CREATOR”では
そんな由緒ある井戸の水を使って制作をしています。
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屋号について
“えぼし”とは、奈良時代以降使われた帽子のこと。
クリエイターの生家は、代々続く油問屋。
菜種から絞った油にエボシ印を冠して
奈良で商いをしていました。
商売は数年前、畳んでしまいましたが
当時使用していた木製の看板や
油を入れる容器のフタは数多く残っています。
ご先祖様たちの想いを受け継いで
屋号に“えぼし SENSHOKU CREATOR”と名付けました。
形を変えて、“えぼし”はこれからも続きます。